◆三菱、携帯事業から完全撤退へ◆三菱はNTT DoCoMoにのみ”Dシリーズ”として端末を供給し、それまで
DoCoMoになかった”スライド式”の携帯端末をいち早く投入するなど一部の
根強いファンを獲得していました。
しかしここ数年、メーカーごとの売り上げランキングで下位に甘んじるなど
営業成績が揮いませんでした。2007年度には、当初年間320万台の売り上げを予定
していたのですが、中間決算時には280万台へ、10月-12月の期業績発表時には
210万台へと次々に下方修正され、予想以上の不振にそうとう悩まされていたようです。
以上のような理由から今回の撤退に踏み切ったとのこと。
アフターサービスは今後も行っていく予定です。
◆携帯機能の高度化に苦しむメーカー◆携帯電話は言うまでもなく”連絡手段”のひとつです。少なくとも数年前までは
そうでした。しかし近年、連絡手段としての進化を終えた携帯端末は思わぬ
方向へと進み始めました。”娯楽機能の高度化”です。
デコレーションメール、着うたフル、フルブラウザ、FOMAハイスピードなど
次々にに新しい技術を産み出すメーカー側に対して、その新技術にすら
満足感を得ることができなくなったユーザーがまた新しいものを求める。
これが繰り返しによって、”娯楽機能の高度化”が図られてきたといえます。
最近記事でも書いた、ワンセグのみをアピールした携帯の発売がそのいい例です\(^o^)/
一度搭載された機能を次回の機種で非搭載にすることはなかなか難しいため、
機能は小さな端末内に圧縮され、生産コストはどんどんと高騰していきます。
しかし携帯は2年以内に買い換える人が多いため、製品自体のサイクルは実に短い。
この板ばさみとも言える状況で、メーカーは算悪化に苦しんでいます。
メーカーの苦しい現状がぼんやりと見えてきました。
◆飽和する携帯電話、その今後◆現在契約されている携帯電話の数は1億以上。もう小学生も持っているような時代です。
民間調査会社である
MM総研の調査によると、国内の携帯端末の販売台数は2007年度で
4980万台、2010年度には4200万台まで減少すると発表しています。
少子高齢化などの影響で日本の人口が減少しているのに伴い、今後さらに
減少することが予想されます。携帯業界は、事実上の飽和状態なのです。
娯楽機能の高度化で大きな負担を抱えるメーカー。今後その負担は
さらに大きくなるのではないかと思います。また、携帯会社はいま価格競争の
真っ只中。携帯会社の料金設定は、メーカーの売り上げに直結してきます。
そういう意味では価格競争の本当の被害者はメーカー側なのかもしれません。
国内の携帯メーカーがひとつ姿を消すという事態をDoCoMoや他キャリアが
どのように受け止めるのか、これがサービスにどのような影響を与えるのかが
注目されるところです。
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